'06Web写真展
今年の写真展は講演会などで紹介して来た画像を紹介します。
写真をクリックしてご覧下さい (2006.11.14)


サンル川はこんな川です               もっとみぢかに!
                           サクラマスとヤマメの話し


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'05Web写真展
2005年9月11日 サンル川でサクラマスの観察会が開かれました
この命のリレーをみなさまにもお伝えしたくWeb写真展を開催しました
スライドショーにてご覧下さい。
(2005.12.04)


[写真提供者]
山田直佳(北海道スポーツフィッシング協会道北支部)
西井堅二(ノースアングラーズ編集部)
宮田修(下川自然を考える会)
橋本泰子、茂野均(サンル川を守る会)

[参考文献]
サクラマス生態ノート(PDF537K)(魚と卵 159号 1990)
サクラマスのスモルト放流に関する生態学的検討(PDF328K)(魚と卵 162号 1993)
さけ・ます類の河川遡上生態と魚道(PDF165K)(さけ・ます資源管理センターニュース No.13 2004)
サクラマス(Gijie特別編集 文芸ムックNo.281 2001)
守るべきもう一つの源流(ノースアングラーズNo.26 2003)
サケ・マス魚類のわかる本(山と渓谷社 2002)
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GALLERY


サンル川は下川町からオホーツク海側にある雄武町へ抜ける道道60号線沿いに流れています。
道路からも渓相がよく見て取れ、これほどの清流を身近に感じられる魅力的な川です。
中でも五穀橋からの眺めは段々とした岩肌をぬう流れで絶好のポイント。

春、雪どけに増水しても
泥が混ざった茶色い濁りなど見られない
夏、増水もおちつき
岩を縫う複雑な流れが豊かな自然を育む
秋、河畔林の紅葉が川面に映し出され
サクラマスの産卵も一段落
冬、‐30℃にもなる外気
凛とした空気の中、静かに流れ行く


全長256km、国内第4位の長流『天塩川』
その流域面積は5590km2
サンルダム上流の流域面積は182.5km2で、たった3%程度しかありません
ダムは本当に天塩川の治水対策として役立つのでしょうか?


芳醇の秋のいつもの光景
川面にはあちこちで飛沫が上がります
水しぶきの主は
躯をサクラ色に染めたサクラマス
産卵の大仕事を前に一休み
2尾で呼吸を整えているよう
オスがメスに寄り添い
産卵を促します
次々に遡ってくる鱒たち
2週間ほどこのような状態が続きます
産卵を終え森の糧へと還る
サーモンの教えと同じですね

かつては北海道中の川に見られた秋の光景

ヤマメとしての生活
海へそして回帰
サケやカラフトマスと比べ河川生活が大きく影響する
その生活史により
天然資源に頼らざるを得ない
在来種・サクラマス
サンル川は貴重な故郷
どうして過去にアセス調査がなされず
未だに詳細な報告がないのでしょうか?

穏やかな丘陵
こんな丘陵地帯に囲まれるサンル
既に農地の買収も終わり
この地もダムの底になる予定
道道の付け替え工事は急ピッチ
橋脚下の流れはこんなにも小さい
これは1号橋の橋脚
右手裾の赤い服の人と大きさを比較
山間へと道道を奥に進むと
突然そびえ立つ7号橋の橋脚
その巨大さは展望台からもはっきり
中央よりやや右の3本柱

新河川法には過去に行ってきた治水・利水を優先した開発による反省に基づき
新たに『環境保全』という概念が加えられました
その論議も行われず、住民の合意すら得られていない中
建設費530億円のうち、37%に当たる197億円が使われているという事実
サンルダム建設は既に決まってしまった事業というのでしょうか?



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